地域福祉の発展①
①実情の把握から
2025年を数年後に控え、福祉の充実が求められています。
現在高齢者を抱える家庭、ご本人、これから高齢化していくご家族を抱える家庭、全ての方にとって他人事ではありません。
今後安心して働き、穏やかな生活を送るために、まずは高齢者を受け入れる介護現場の現状をしっかりと把握しなければなりません。
これまで以上に福祉の充実が求められる一方で、私たち介護現場の職員の仕事はキツくなるばかり。 周りの同僚も少しづつ減り、新しい職員は殆ど入ってこない。
日々の業務に追われて、精神的にも肉体的にも時間的にもギリギリの綱渡り状態…。
『お願いだから、もっと職員を増やして』
と願いながら業務に就いています。
②人手不足…
地域福祉充実のため、大小様々な老人介護施設が皆様のご近所にも出来ていると思います。 もちろん需要(必要性)があるからこそなんですが、多くの施設では働く職員の数が圧倒的に不足している状況ではないでしょうか。
『お年寄りに寄り添う仕事をしたい』 そう思って始めた介護の仕事なのに、時間に追われて気持ちにゆとりが無くなっていく…。 そんな自己嫌悪が原因で退職されるなんて本当に残念な事だと思います。
③何が大変なのか分析しよう
私たち専門職の人手不足はすぐに解決出来るものではありません。(後輩や新人さんの育成を諦める訳ではない) では、業務の内容を専門的か非専門的かで分けてみましょう。
〈非専門的業務〉掃除・シーツ交換・洗濯・配膳・下膳・食器洗い・物品の補充など。 皆さんの各勤務帯に混在していませんか? また、これらの業務に時間を取られて追い込まれていませんか?
④救世主、介護助手さん!
日常業務の中の非専門的業務を選別して、それを引き受けてくれる介護助手さん。 無資格でも、短時間勤務でも、私たちにとっては本当に心強い存在ですよね。 こんな人達が多くの施設で、絶え間なく働きに来てくれたら…もっと心に余裕を持って働ける。 そんな気がしませんか?
地域福祉の発展②へつづく↓